2ちゃんねるの内と外


2ちゃんねるはやたらとお行儀が悪い人が多いし、単なる悪口しか書かれていない事も多い。個人攻撃も多いし、嘘も平気で書かれる。しかし、新しい視点が提示されることも多く、知識も提供される(ガセも多いが)、必要とあれば意見も発信できるしレスポンスも早い。何よりアクセス人数が桁違いだから、ここで注目されると影響度が非常に大きい。


対して、実名ブロガーは社会的制約のため、嘘や悪口は書きにくいが、その分書かれる内容が遠慮がちになる。自己宣伝や売名行為も含めて考えると、その内容を全面的に信用する訳にはいかないのは匿名掲示板となんら変わらないと思う。


面白いのは、2ちゃんねるを叩くのは匿名ブロガーの方が多いと言うことだ。2ちゃんねらーを無造作に叩くと、コメントの延焼と言う数の暴力に見舞われる事になるから、被害が大きくなる有名ブロガーよりは匿名ブロガーの方が噛みつきやすいのであろう。その意味では、自ら匿名性に頼って居るわけで、その人達が匿名性を理由に2ちゃんねらーを叩くのは自己矛盾を起こしていると思うのである。


また、2ちゃんねらーを叩く際に、全部まとめてレッテル張りし、色々とその性質をあげつらう論調も多い。一番多いのは「ネットウヨ」とラベル貼りするのかな。2ちゃんねらーと言うのは、2ちゃんねると言う匿名掲示板を利用する人の総称であって、批判者自身も叩く対象をそこで調査しているわけだから自身も2ちゃんねらーであることに気が付いていない事が多い。


個人としては、2ちゃんねるを叩くには、「批判対象の絞り込み」「事実の把握」「自己の立ち位置の確認」が不可欠だと考えてます。


それにしても、ネットでも掲示板でも「ごめんなさい」とか「私の間違いです」の言葉が全然見られないのは、自分の意見を言いたい人ばかりなのかなー。