兵器の効率


何やら白燐弾と言う代物が、ファルージャで非人道的兵器として使用されて、その事について米軍が非難されていると言う話だ。まあ、事の是非は置いておいて、本当だとしても何でそんなもんを使う必要があるのかという疑問がつきまとうのであるよ。


そもそも、白燐と言うか黄燐でも同じなんだけど、黄燐マッチとして使用されていた経緯を考えれば「強力な毒ガス」が発生するわけがない事は理解できると思う。まあ、煙はかなり刺激が強いのは確かなので、催涙効果はあるわな。


破壊力と言うか燃焼力だけど温度は非常に高くなる。で、焼夷弾として使用可能かと言えば可能であろう。問題は燃焼の持続時間だと思うけど、その分反応性は高いだろうからく燃え尽きるんでないかね。こういう性質は、焼夷弾としては適当なのかどうか疑問符が付くと思うけど。


何かですね、花火を人に向けて撃ったら兵器として使用できるでしょ。的な話しだと思うのだけれど。


レイテ戦記に、その戦闘時に対防空壕兵器として使われたような記述があるそうだけど、あれから兵器は格段の進歩を遂げているわけで、わざわざ骨董品を対人兵器として使用する意味が良く判らないなと言うのが感想です。