息子宿題追い込み中


岩手の夏休みは東京のそれに比べてずっと短く、高校生の息子の場合は明日が夏休み最終日と言う事になる。前半は講習で潰されて後半はイベントで潰れて、例によって宿題が残ってしまい明日までに何とか終わらせることが出来るやいなかの状況となっているワケだ。


人間は他の動物に比べると、こと記憶に関しては優れているのだが、やはり生物の限界というか長期に渡る作業を把握すると言うのは苦手のようだ。このため、夏休みの様な1ヶ月弱の期間でも宿題の量と作業時間から、現在の状況が全体のどの程度にあり、作業をどの様に進めるべきかの判断が出来なくなってしまうらしい。


だいたいにおいて、作業量の見積もりが最初に行われるべきで、次ぎに全体のスケジュールの中で使用可能な時間数、最後にリスクヘッジを行い、作業スケジュールを設定する。で、毎日のノルマと進捗率を見ながら作業を進めると言うのが基本的なやり方である。


息子の場合、この夏休みのイベントは、合宿3日(合計)、東京滞在3日、お盆で爺婆の家に移動2日、計8日は勉強できないことが決定しており、最初の7日程度は講習で半日潰されるのも判っているし、その他にも3日は潰されるのも予定されていたわけで、実質自由に使えるのは10日そこそこ。で、最初の頃の3~4日は遊んでしまっているわけだ。これじゃぁカナリ量がある宿題が終わるわけもないな。


結局、最初の頃に「宿題をやっておかないとヤバイ」という緊張感が無いのが原因なわけで、この緊張感を維持するためには先に述べたスケジューリングを行い、見かけの期間に惑わされず、日々の作業に緊張感を持たせることが必要なのである。


夏休みと言うたかだか1ヶ月弱の期間でこれだから、大学受験までの3年間の勉強となると、よほどしっかりとスケジュールを立てて行かないと、最後に今回みたいな事になるわけだ。しっかりしてな~。