感想文≒要約文?


息子の宿題の方も何とか終わったらしいが、最後に残るのは感想文と言うおきまりパターン。毎度毎度の事だが、高校になってまで感想文が宿題と言うのも何だかなーと思う。


感想文とは言っても、実際のところ、読んだ本の粗筋をまとめて、ちょこっとどんな風に感じましたと、教師の望むと思わえる創作の感想を書いたりして完了と言うわけだ。批評やら評論にしてスルドイ分析を行えとまでは言わないが、書き方のテクニックを習っていないのだから致し方ないか。


現代国語の授業内容だが、いいかげんに「文学」から離れて「実用」となる技術を教えてくれないものだろうか。レポートや論文の書き方、まとめ方、提案書作成方法、プレゼンテーション技法、礼儀作法としての文章作法、社会に出てから必要とされる文章技術、議論の進め方、なんていくらでもあるのに、学校では全然教えてくれないもの。


ついでに言えば、ドキュメンテーション技術、スケジューリング技法、分類技法、初歩の会計技術、なんかも教えて欲しかったな。


どうも学校教育は抽象概念を重んじて、実用的知識や技法を軽んじている気がしてならない。抽象概念を自分の知識として定着させるためには、実技を通す必要があると思うのだが、どうもそう言うことを意識して授業を行っているかどうか疑問である。


まあ、高校は義務教育じゃないのだから、不満があるなら自分でやるべきなんだけどね。それ以前の教育を含めて、誰も必要性を教えないってのが問題なんだよな。