水の高騰


石油・石炭の様なエネルギー資源や、穀物などの食料資源、レアメタルの様な鉱物資源と、資源言いましても色々ありまして、その中でも日本人が忘れがちなのが水資源。こいつは、売り買いがされない割には重要な資源であります。


ハイテク産業に奇麗な水が不可欠と言うのは有名な話だけど、そこまで考えなくても水がなければ植物が育たず、人も住めず、その場所から撤退せざるを得ないんだな。そして、便利な生活をするための工業製品の多くも水が必要としているわけで。生活水準が上がるに従って一人当たりの使用する水の量と言うのもどんどん上がる訳だ。


何が言いたいかというと、既に東京は万年水不足状態。お隣中国も、徐々にエラいことになりつつあるのは、よく見てりゃ分かる。オーストラリアは元々水不足だったが、最近えらく深刻な状態になって来ているわけで。


今のところ水って貿易の対象とはなってないけど、意外に世界中がパニックになるのは、水資源がきっかけになるんじゃないかと言う考えがふっと浮かんだので書いてみた。そのうち、タンカー・トラックで水を運び、砂漠に光合成食料生産工場作って、炭水化物(粉類)を大量生産するようになるんでないかね。