カモシカ、エゾシカ


3~4年前に息子と一緒に北海道一周旅行をして来たわけだが、知床半島エゾシカがやたらと一杯居て面白かった。人慣れしていて、夜になると駐車場をワサワサ歩いている。数メートルまで近づいても逃げやしない。あの狭い範囲に、やたらとたくさん生息しているのは確かだ。


保護が行き過ぎて生息数がやたらと増えた動物の一つにカモシカがあげられる。岩手の沿岸北部では増えすぎて、林業被害が出ている話を聞く。最近では、たまに住宅地まで顔を出しているらしく、俺の親父が散歩中に出くわして「餌をやったら食べた。可愛かった。」と言っていた。


可愛いで済んでいれば良いけど、草食性とはいえあんなデカい野生動物がウロチョロしているんだぜ、アイツらと本気で喧嘩して勝つ自信は無い。あいつら、強靱な足と角があるんだから、子供がちょっかい出したら怪我するだけで済まんだろう。


シカを補食する動物は、当然人間に取っても危険であるから、人里に出てくるとどうしても狩られてしまう。中途半端な人間の介在ってのが、一番悪い結果を生むのでは無いだろうか。


俺が学生の頃(1980年頃)にあれだけたくさん居たキタキツネがさっぱり姿を見せない。エキノコックスの原因となっている事から、色々と対策したからだと思いたいのだが、何も考えずに駆除したんじゃないだろうな。