電気炊飯器への懺悔


盛岡に住んでいたときは、結構半年~1年と東京出張があり、外食だけだと懐も体もたまらんので自炊をしていた。この時に購入した三合炊きの電気炊飯器の使い勝手が良く、10年近く酷使してきたわけだが、さすがに寿命となった。


症状としては、炊飯中に充分加熱しないのに勝手に保温モードに切り替わるのである。いわゆるめっこ飯になる事が頻発するのである。ネットで調べてみたところ、内釜の底が変形してセンサーとの接触が不十分になっているのが原因らしい。


さすがに修理は行わず、新しい炊飯器を購入した。開封時点で、説明書を軽く眺めるわけだが、注意書きが目に飛び込んできた。曰く「内釜をセットするときは、外側の水滴を拭き取ってからセットしてください。水滴がついたまま炊飯を行いますと製品の寿命を縮めます。」(ギク!)また曰く「他の容器でお米を洗ってから内釜に移します。内釜を使って米を洗うのは容器の変形を招きますのでご注意ください。」(ギクギク!!)


ごめんよ~、知らなかったんだよ~。まだまだ充分使えたはずの電気炊飯器の寿命を縮めたのは私でございます。と言う事で、新しい電気炊飯器は正しい使い方をしているか、と申しますと。正直内釜で米を研ぐのは止められませんわ。


だって、他の容器をつかうとそっちも洗って乾かさなければならないし、洗った米を移動してさらに適量の水を加える作業がめんどうくさいから。底の部分に圧力をかけないように研ぎゃあ良いんだろ。どっちにしろ、ご飯食べた後は水洗いするんだからさ。と言って横着しております。

内釜をセットする前に手ふきで拭うのは、炊飯器のサビを防ぐし、なにより汚れが少なくなるから率先して行っているんだけどね。


教訓:1ヶ月の製品寿命を2ヶ月に延ばすのと、100年の製品寿命を200年に延ばすのでは、意味が異なる。