IWC脱退か?


俺の子供の頃は鯨肉は缶詰で食べるもので、鯨の竜田揚げやカツ、ベーコンは大人になってから食べたものなのだが、実に美味かった記憶がある。安くて食いごたえがある肉ってのが俺の認識である。


漁師町に育つと、魚はタダ同然に手に入る(魚市場のセリの後に散歩に行くと、大衆魚の類はそこらにこぼれ落ちて転がっていた)から、肉類なら何でも高級品であったのも影響していると思うが、鯨は美味い。癖があると言うのなら、羊肉の方がよっぽど癖が強いと思う。


近海漁業として商業捕鯨を行うのは諸手をあげて賛成したい。だいたい日本は海に囲まれていて、蛋白源の多くを魚に依存している割に、漁師に対して冷たすぎるんだよな。ソ連との北洋サケマス交渉、漁船が何艘拿捕された事やら。竹島近海の事件もある。70年代の公害・汚染による被害も充分な補償がなされたとは言えないしね。


だいたい国内消費量として充分な量を見込める国が日本しかいないのに、取るな食うな言われて完全に日本が商業捕鯨を諦めたら、問題になるような量を捕獲する国が無くなるわけだから、IWCが在る意味が無くなるやん。IWCが科学的対応が出来なくなった時点で、参加する意味が無いと思う。


日本は国際的批判を非常に恐れるから、この手の多くの国際機関に対して及び腰だと思う。一度くらい国際的な批判と真っ向から正論を持って戦うと言う経験をしておいたほうが良いだろう。もし、負けたとしても、このくらいの規模であれば被害も少ないであろうから、テストケースとしてガンガン突っ張って頂きたい。水産庁、応援します。頑張ってください。