次世代DVD


次世代DVDとしてブルーレイが優勢になっているらしいが、これも5年もすれば新しい規格のものに置き換わってしまうのであろう。記憶デバイスの容量が倍々ゲームで大きくなっているわけだから、この調子だと高詳細画像データ数百時間分ですら1個のデバイスに治まるようになるのも時間の問題だろう。


同様に通信回線速度も著しく上昇している事でもあるし、現在の音楽配給の方法がネット経由に移行しているように、映像コンテンツの配給もネット経由に切り替わるのも時間の問題であろう。十年前から言われているオンデマンドビデオの実現というわけだ。


現在でも画質に問題はあるが、GYAOやYahoo動画などで、コンテンツの配信は行われているし、ポッドキャストのような形式で高画質の映像を楽しめるようになるまで、あと一歩と言う所だろう。


さて、最終的にHDDになるか電子メモリ媒体になるか判らないが、携帯サイズの記憶デバイスの容量が現在の一万倍(数百テラバイト)になったときに、DVDの様な単発のデバイスが必要とされるだろうか?俺は不要になると思う。


今のところ、現物の所有欲に支えられてDVDやCDの形式でデータを保存している(販売している)のであろうが、DVDやCDを直接目で読み取れるわけにもいくまい。必然的に表示するためのデバイスと共に保存しなければならないし、表示デバイスそのものはいつか故障する。LDやオープンリールテープ、ベータのVTRを保存している人であれば、その保存コストを実感してくれると思う。


従って、DVDの規格競争はブルーレイの次あたりで終了して、メディアによらない純粋なデータとして使用されることになると思うんだ。様はHDDだろうがSDメモリだろうが、メモリースティックだろうが、ネットの向こうのサーバー上のディスクだろうが、データはデータ。著作権の問題さえクリアできれば、永遠にコピーを繰り返す事で保存が行われる様になるのだろう。いずれメーカーの都合による規格争いから解放される日が来るのは喜ばしい事である。早くそうならないかな。