セラミックナイフ


実のところ、100円ショップで買った包丁を研ぎながら使っていたのだけれど、セラミックナイフが2千円台で売っていたのでついつい手を出してしまった。以前から興味はあったのだが、どうも見た目が白いプラスチックみたいだったので手を出しかねていたのである。


何となく、横の力に弱そうであるから慎重にニンジンを切ってみる。いやー、切れるな。100円包丁だと、どうしても切ると言うよりも割るといったかんじにしか切れないのだが、セラミックナイフだと堅めのバターを切る如く、すっと刃が入る。ジャガイモの芽取りや、カットの場合はもともと柔らかいせいかそれほど差は感じないが、おそらく硬いものを切るときには、抜群のパフォーマンスを発揮すると思われる。今度、レンコンとかカボチャでも買ってくるか。


セラミックはいわば石の様なものであるから、黒曜石を使って作った石器のナイフなんかも同じとは言わないが、かなり切れ味が鋭かったんじゃないかと推測する。新石器時代の生活ってのも、食料が豊富にある限りそれほど不自由は無かったんじゃないかななんて想像までしてしまった。


切れ味と言う点では、いまだに日本刀のような鋼鉄製の包丁が一番だろうとは思っているが、実のところステンレス以外の包丁は使ったことが無いんだよな。今度は良く切れる出刃包丁が欲しくなってしまった。