暗記教育は何処


俺の息子の代が、ゆとり教育を受けた連中な分けで、小中とその教育内容を見てきたわけだが、何がしたいのかさっぱり判らなかったよ。


とにかく行事だのクラブだので、長い休みにまとまった事が出来るはずの長期休暇にも学校に行かなければならないのは苦痛。特に中学の場合は内申書の点数が悪くなるような事は出来ないからね。


塾があれこれ言われているけれど、夏休みとか冬休みとかは授業に遅れている子が遅れを取り戻すには絶好のチャンスなんだけど、学校がチャンスを潰す形になっているし。教育者なら、希望者募って学校で夏休み中ずっと補習授業を行うくらいがちょうど良いと思う。


逆にクラブは不要。やりたい奴が集まってやれば良いと思うのだが、実質、どこぞに所属しなければならない事になっている。教師も部活に関しては、嫌々やっていると言うのが実情なんだけどなー。


それにしても、暗記がずいぶんと軽視されて居たと思う。必要な知識を丸暗記で詰め込む訓練が出来ていないから、高校に入って膨大な知識を記憶する際に困っている子供は多いと思う。そもそも、どうやったら記憶が出来るのかすら判らない子が居るんだよね。


記憶だけでは色々な事に対応出来ないけれど、少なくとも覚えている事には機械的にであっても対処出来るわけで。その上に発想力やら推論能力やらを鍛えるべきだと思う。


ついでに言うと、記憶力って個人によってえらく差が出るから、学力格差が酷くなっている一因になっていると思う。どうしたもんかね。