アスピリン

基本的に病気に罹ったら病院に行けとは言っている物の、日本のサラリーマンの場合は平日にのんびり病院に行ったりは出来ないのである。おいら時給制だしね。土日の病院には当番医しか居ないし、土曜にやっている医者の所に行ったら2~3時間は待たされるのは必至なので、だいたいの病気は自力で判断して治すようにしている。


まあ、そうは言っても素人判断。熱と脈拍と目の充血具合とか、どこそこがどういう風に痛いとか、あちこち小さい病気を患っていると、だいたい似たような症状を起こすからそれで判断するだけなんだけどね。サラリーマンが医者に気軽に行ける環境じゃ無いってのは職業環境からすると良くないことだと思う。


話はさておき、今回は発熱・関節痛の典型的な風邪の症状だったので、これまた定番のアスピリンを飲んで治した。風邪薬としては、これほど長く使われている薬品も無いからね。アスピリンショックを起こす体質ではないから、値段の安さと効き目の良さから実に重宝している。構造は非常に単純で高校化学IIだったかで習った、ベンゼン環にカルボキシル基とアセチル基をくっつければ出来上がり。かなり昔から在り、とっくに特許が切れているために、値段が安い。


ただし、殆ど発生することは無いらしいが、子供の場合、ライ症候群と言う劇症が発生するらしい。15歳未満の子供には飲ませちゃイカンと言われてたけど、中学3年のころにもう良かろうと熱がちょっと出たときに飲ませたら、いつも行っている医者にエラク怒られたそうな。まあ、アスピリンするのは高校生になってからってこったな。