新しい競技


世界最速の男って言っても、100m走で一番速いって言ってるだけだろ。トップスピードで言ったらどうなるか判ったもんじゃない。徐々にスピードが乗ってくるタイプと、ダッシュ力が凄くて途中からダレてくるタイプじゃ、どの時点が最速なのが変わってくるじゃないか。スピードガンみたいに計測器自体も進歩しているのだから、好きなように走らせて、最高時速で争うってのも面白いと思うけどな。


それにしても、なんで100mなんだろう。武道なんかだと縮地なんてのがあって、短距離を素早く移動する方が応用が効くだろうに。いかに、短距離で加速を加えて短時間に移動するかと言う事を考えると、5m走なんてのも面白い。ラリーみたいに1000kmくらいの距離を、一週間かけて走り抜くってのも色々駆け引きが行われ面白そうだ。


駆け引きと言う点では、武術系ももっと色々工夫されても良いと思う。風船割りゲームじゃないが、握力20kg程度で握りつぶせるような拳大のボールを相手に見えるような場所に付け、落とすなり割るなり潰すなりしたほうが勝ち、ただし攻撃が相手の体に触れたら負け。なんていう単純なルールでも、かなり盛り上がるだろう。


要は同じルールで延々続いて、ある意味煮つまっている競技ばかりだと何だから、まったく新しい要素を期待できる競技を創意工夫すると言う方面の努力も必要なんじゃないかと思うわけだ。