助けてドラえもん


以前から弁護内容で批判があった、光市・母子惨殺事件ですが、ここにきてドラえもんですか。何と言いますか、当人たちには色々と理由があるのでしょうが、これでマスコミに騒ぐなって方が無理でしょ。本人が意識していようが居まいが、端から見たらウケ狙いのあざとい発言ですから。これが死刑になるか無期になるかの裁判中に、大まじめで主張されるのを想像すると、もうブラックユーモアの世界。


さすがに被告を擁護するような発言は見あたらないのですが、この弁護団21人(何でこんなにいるんだ?)を擁護する発言は多く見られます。曰く、誰もやらなきゃ裁判が成り立たない、仕事として受けた以上、依頼者の意志に反するような事は出来ない(暗に、あの弁護内容や証言は被告本人によるもので、弁護団はそれに従わざるをえなかったと示唆)。まあ、そうなんでしょう。


しかし、どんな理由があろうとも、弁護団21人が付いて「ドラえもんが何とかしてくれると思った」と言う発言が、厳粛であるべき裁判の場で発せられたという事実。これだけで、この裁判が後生までネタとして語り継がれるであろう事は確実ですね。弁護団に属する弁護士は、将来なにかある毎にドラえもん弁護士と呼ばれる事になるでありましょう。


今後、隠していた悪さが発覚したとき、ドラえもんが何とかしてくれると思ったとか、俺じゃない俺を操っているヤツが居たんだ、とか電波な言い訳をするヤツが増えないか心配。それ以上に、この方法で本当に心神喪失状態を楯に減刑される事は、絶対無いと言えないのが怖いところですね。